契約書チェックをスピーディーに。AI-CONは他部門と連携した体制作りに寄与

株式会社PR Table様は2014年に設立。企業・団体が自らPRを行うためのプラットフォーム「PR Table」を開発し、著しい成長を遂げている会社です。

同社でコーポレート部門を担当するのは金子峻司様。総務や法務を一手に引き受け、中小企業から大企業、都心から地方、規模もロケーションもさまざまな企業と交渉をされています。

金子様に、AI-CONの活用方法と、そこから得られた価値について伺いました。

御社のビジョンやサービスへの想いを教えてください

ミスマッチのない社会を実現したい

弊社は、全国1,000社以上の“応援されるための継続的な情報発信”をサポートしています(2018年4月時点)。ビジョンは「ミスマッチのない社会を実現する」こと。ミッションは、「より多くの会社のストーリーが生まれ、より多くのステークホルダーに伝わる仕組みをつくる」です。これは創業当時から変わりません。

社内からの共感なくして社会からの共感はありえません。社員は一人ひとりが価値を出し、経営陣はしっかり評価をしたいという思いがあります。この思いを弊社ではプレースタイル(行動規範)として明文化しました。「For Others」と「Hard Boiled」です。ひとつめの「For Others」は、「メンバー全員が真剣に仕事をしてほしい、社長もメンバーに真剣に向き合う」ということ。ふたつめの「Hard Boiled」は「強い気持ちでやりきる」ということ。

従業員は17人(含、経営陣)。コーポレート部門の業務は2人で行なっています。具体的には、一般的な経理、財務、法務、労務の部分。

会社のコアをエモーショナルに発信する

メイン事業は、広報支援事業。PR(Public Relations)のプラットフォーム「PR Table」を運営し、企業・団体が伝えたい想い(ストーリー)を洗練した形にするお手伝いをしています。企業ブランディングや採用広報、社内広報、IRなどでの利用が多いです。

PRというと、メディアに露出される部分を狙ったメディアリレーションズという限定的な理解がされるケースが多いです。しかし、情報発信がたやすくできる時代だからこそ、メディア露出以外で、会社のコア部分をエモーショナルに情報発信することが大事になってくると弊社は考えています。

社会から応援されたり共感されたりするためには、定量的な情報だけでは難しいです。そこで、「どういう理由で会社を設立したのか」といった定性的な背景を掘り下げると、外部の人でも腹落ちするんです。これがエモーショナルな情報発信の秘訣です。

もうひとつは、PRに関して発信するオウンドメディア「PR Table Community」の運営。ターゲット読者は、PR担当者と経営者。リアルイベントも行い、今年は大規模なカンファレンスを開催する予定です。

会計事務所で法人税務を中心に従事した後、PR Tableのコーポレート担当として参画。法務も担当する。

AI-CON導入のきっかけとご利用状況を教えてください

法務業務の確実なスピードアップに貢献

業務遂行において効率化は必要なものです。弊社も例外ではありません。メンバーが従業員の他にインターン、外注などを含め増える一方、コーポレート部門は二人。普通に対応していてはとても手が回りません。ペーパーレスはもちろん、便利なWebサービスは積極的に導入しています。たとえば、オンラインでのアシスタントサービス、チャットツール、勤怠管理サービス、会計サービス、クラウドサイン等を使っています。

法務業務でも同様です。効率化は前提となるものです。サービスを使わず人が対応するにしても、私が行なった方が良いか、依頼した方が良いのか、依頼するなら誰が適任かを考えます。

現状は、社内で契約書のチェックを行う人間は私だけ。契約書が回ってくるたびに、重要度と優先度で振り分ける必要がありました。重要度の高いもの、たとえば知的財産の権利関係は顧問弁護士に頼み、そこまで重要度の高くない利用規約やNDAは自分で確認していたんです。

AI-CON(アイ-コン)を知ったきっかけは顧問弁護士の紹介でした。試しに使った上で導入を決定。AI-CONを使うことで、業務効率・スピード感・チェックの信頼性が格段に良くなりました。

利用規約やNDAは件数が多くスピードを要求されます。私に依頼する営業からすれば、お客様を待たせているから一刻も早くチェックしてほしいわけです。私は別の業務中でも一旦停止し、利用規約やNDAの内容確認をしていました。

AI-CONを導入したことで、私は解放されました。たとえばNDAの場合は、営業は自分でAI-CONを使ってNDAを確認しています。
そもそも私自身は法務の専門教育を受けておらず、これまでは経験でチェックしていました。AI-CONは弁護士が最終確認してくれるので、私がチェックするよりAI-CONの方が信頼性が圧倒的に高いわけです。

AI-CONの画面はシンプルで直観的に使いやすい

サービスやシステムを使っていると疑問点は早く解決したいもの。私はどんどんサポートに問い合わせます。メールよりは電話。

そうして疑問を解消していっても、複雑なサービスやシステムは1年使ってもよく分からないこともあります。一方、AI‐CONは非常にシンプルな画面で迷いがありません。直観的に操作できました。AI-CONの問い合わせはチャットですが、特に疑問点がないので問い合わせすることなく慣れました。

今後の展望について教えてください

企業のコアをエモーショナルに発信する文化を作る

広報業務というと多くの方が「プレスリリース」を想起されると思います。それ自体は非常に歴史が古いものですが、Web上のプレスリリース配信が始まったのは2000年代に入ってから。弊社は、プレスリリースに代わる、新しいWeb上でのPRのソリューションを作っています。その先にあるのは、企業のコアをエモーショナルに発信する文化です。

創業当初は弊社がコンテンツ製作を請負うことが多く、今でも一部手がけていますが、最終的にはそれぞれの企業が自分でストーリーを書けるように導きたいのです。そのためにシリーズAラウンドで1億5000万円の資金調達しました(2017年9月)。私が担当するコーポレート部門も、会社の成長に合わせて変わっていくでしょう。法務業務も変えていきたいです。

今後、AI-CONの開発は大いに期待しています。動作も改善してほしいですし、対応する契約書と機能を増やしてほしいです。

動作改善は具体的に開発要望を伝えています。社内の業務効率化に組み込めるような動作が好ましいです。NDAのリスク判定は営業が自分で確認するところまでは現時点でできています。そこから、私のところにAI-CONからの確認終了の通知が来るようになり、NDAチェックがあったのだと気づくような動作になってほしいです。社内共有としてはこれで十分なんですよね。

AI-CONでリスク判定できる契約書の種類を増加してほしいです。そうすれば、弁護士事務所に依頼して順番待ちするより、簡単に申し込むことができ、回答もスピーディーです。

機能追加も期待したいですね。具体的には3つあります。1つ目は、AI‐CONに「レビュー」機能がつくと嬉しいですね。契約書の確認を弁護士に依頼するメリットの一つに、詳しい意見(レビュー)をもらえることがあります。AI-CONで代替できるようになってほしいです。

2つ目は「修正履歴の出力」機能。現時点で「修正条文案のレコメンド」をもらえますが、その修正案をWord等で出力できるようになってほしいです。

3つ目は「契約書のひな型作成」機能。イメージはチェックボックスに要望を入力すると、出力されるようなシームレスな動きだと嬉しいです。

AI-CONがエンハンスして成長すると私の法務業務はとても楽になります。AI-CONを使わない理由はないです。AI-CONの成長に期待しています。