「お客様により付加価値の高いサービスを」 AI-CONが実現した契約書業務の時間的・人的コスト削減

 

行政書士連合会のデータによると、全国の行政書士の個人会員数は平成29年10月1日現在で46,957名となっていますが、法人会員数は554名にすぎません(※)。法人化する行政書士がわずか1%ほどしかいない中、行政書士法人としてどんどんスタッフを増やし、業務拡大を進めているのが行政書士法人GOAL様です。

行政書士法人GOAL様では、それぞれの専門家が、自らの得意とする分野に特化して業務を進めておられます。そんな専門家集団を束ねているのが代表の石下貴大様。仕事柄、さまざまな種類の契約書のチェック業務に携わっておられる石下様に、AI-CONを導入された経緯や今後AI-CONに期待されていることについてお話を伺いました。

 

資金調達や許認可手続きを通じて日本経済を活性化に貢献

行政書士法人GOAL様の設立の経緯や事業内容について教えてください

2007年に行政書士試験に合格し、翌年2008年に行政書士 石下貴大事務所を設立しました。その後、4年前の2014年に個人事務所を法人化し、行政書士法人GOALを設立いたしました。今年で開業して丸10年になりますが、現在は行政書士・補助者含め14名のスタッフが働いています。

うちの事務所の事業内容は、B to B向けの起業支援と許認可手続きがメインです。起業支援としては、株式会社・NPO法人・社団法人の設立手続きや、補助金・助成金の申請サポート、創業時の資金調達サポートなどを行っています。許認可手続きについては、産業廃棄物許可申請や建設業許可申請、外国人のビザ取得などの入管業務を行っています。

我々がB to Bにこだわって仕事をしているのは、「起業家の方々を支援したい」というのが主な理由です。起業家の方々が興した会社が大きく成長すれば、雇用が生まれてそこで働く人々が今よりもっと幸せになるのではないかと思っています。そうすれば、日本経済の活性化も期待できますよね。起業家の方々をサポートすることで、間接的に日本経済の活性化に貢献できるところに、やりがいや楽しさを感じます。

 

企業様の「GOAL」達成に貢献する

―行政書士法人GOAL様のビジョンやミッションについて教えてください。

我々が事務所の名前として掲げている「GOAL」が示す通り、我々の持つ能力を活かして、企業様の「ゴール(目標)」達成に全力で貢献することが当事務所の大きなビジョンです。

先ほどもお話したとおり、我々が普段行っている仕事は資金調達や許認可の手続きが主なところではあります。しかし、資金調達や許認可というのは、あくまでも企業様が目標を達成するための手段のひとつ。企業様にとってみれば、それ自体が「ゴール」ではないんですよね。

企業によって、成し遂げたい目標は千差万別です。企業様が「こうしたい」「こうありたい」と考える目標に対し、自分たちの資金調達能力や書類作成能力でお手伝いをする。そうやって、企業様が正しい方法でより早く目標にたどり着くために伴走することが我々のミッションだと考えています。

 

GVA-TECH社の法務リスク判定サービス「AI-CON」について


契約のプロである弁護士に契約内容をチェックしてもらえる

―AI-CONを導入しようと思われた経緯とは?

我々にとって、契約書業務はメイン業務ではなく、あくまで付随的なもの。そこにかける時間的・人的コストを減らしたいと前々から考えていたんです。

代表という立場上、日頃から契約内容をチェックすることは多いのですが、契約書というのは、契約を結ぶ相手との関係性や、業種・業界によって注意すべき点も異なります。なので、いくら膨大な時間をかけてチェックをしても「本当にこれで100%大丈夫」とはなかなか言い切れないんですね。

AI-CONを利用すれば、契約書のプロである弁護士に契約内容をチェックしてもらえます。そうすれば、今までよりもはるかに短時間で効率よく質の高い契約書が作成できるので、うちとしては願ったり叶ったりなんですよね。だから、AI-CON導入のお話をいただいたときは、すぐ業務に取り入れたいと思いました。

 

弁護士からの「お墨付き」がもらえるのがありがたい

―AI-CONは貴事務所の法務業務にどのように役に立っているでしょうか?

これまで、うちの事務所では契約書業務はある程度契約書のことに詳しい行政書士にしか対応できなかったんです。そのほかのスタッフに「これを参考に契約書を作ってみて」と頼んでも、最終的に上司の目でチェックをしないと、契約書の関連業務が完結できず、結果として工数がかかってしまうことがずっと悩みの種でした。

その点、AI-CONを使えば自動的に内容をチェックしてもらえる上に不備があれば指摘してくれるので、上司のチェックがいらなくなりますよね。あとは修正のリコメンドが出たところだけを直せばよいだけなので、スタッフ一人でも契約書関連業務を完結できることになります。

契約当事者双方にとって100点満点の契約書というのは、おそらくないでしょう。しかし、AI-CONを利用することで弁護士さんに第三者的な視点からお墨付きをもらえるので、我々にとってとてもありがたいし、心強いですね。

 

もっと付加価値の高い仕事を生み出す

―今後AI-CONで削減できた時間で取り組みたいことは何でしょうか?

うちの事務所では、できる限り短時間で効率よく業務をこなし、「時間単価を上げる」ことを日頃からとても意識しています。そうして生み出した時間を、もっと付加価値の高い仕事にかけたいんです。

僕の得意とする産業廃棄物処理関係のことでいうと、例えば電子契約書を導入するといったプラスアルファのサービスを作ったり、補助金・助成金の検索&マッチングサービスである「みんなの助成金」というサービスを作ったりと、お客様にとってより便利になるサービスを設計・開発したり。既存の業務にかける時間をできるかぎり抑えて、お客様にとってより価値のあるサービスを提供するために時間を使っていきたいと考えています。AI-CONのようなツールは、そのためにあるのではないでしょうか。

経営者としての立場から言うと、業務管理・検証といったことに時間がかけられないという現実があります。AI-CONを使えば今よりもそういった業務に時間を充てることができるので、「やりっぱなし」を防ぐことにもつながります。

また、AI-CONは社内コミュニケーションの量を増やす点でも役に立っているんですよ。既存業務にかける時間が減った分、社内研修に充てる時間を以前より増やすことができましたし、スタッフも気持ちに余裕ができたのか、きちんと研修に集中してくれるようになりました。形だけのものになりつつあった、スタッフとの面談の質も上がったと感じています。

 

契約書の「予測変換機能」がついてほしい

―今後AI-CONに期待することは?

AI-CONを導入したときには、「24時間以内にフィードバックする」と説明を受けましたが、実際には2~3時間でフィードバックをいただけていて、十分満足しています。強いて言えば、そのフィードバックにかかる時間が10分くらいになればもっといいなと思います。

AI-CONにアップロードした契約書の中で、修正すべき点があれば具体的に指摘してくれる点もとてもありがたいのですが、修正すべき点を表示するだけではなく、自動的に修正してもらえる機能がつけばもっと助かります。

あとは、ワードの「予測変換機能」のように、最初の5行くらいを入力するだけで自動的にこちらが契約書に盛り込みたい内容を察して、契約書そのものを作ってくれるようなツールになればいいなと思います。契約書というのは相手との関係性に気を使って作成しないといけないので、そのあたりの心情もくみ取ってAI-CONに契約書を自動的に作ってもらえれば最高ですね。

 


契約書のチェックにかける時間を最小限におさえ、その分付加価値の高いサービスを生み出すのに時間を使いたいと語る石下様。AI-CONをどんどん活用していただき、行政書士法人GOAL様の業務によりいっそう貢献できれば幸いです。貴重なお話、ありがとうございました。

(※)参考:日本行政書士会連合会「単位会所在地・会員数等」
<https://www.gyosei.or.jp/about/disclosure/membership.html>