「フリーランスや個人事業主として独立する人を応援したい」 AI-CONがコワーキングスペースの付加価値に

最近、働き方の多様化が進み、特定の企業や組織に専従しないフリーランスや2つ3つと肩書を持つ「パラレルワーカー」といわれる人たちが増えています。
潤沢な資金がなくオフィスを構えることが難しいフリーランスやパラレルワーカーにとって、心強い味方となるのがコワーキングスペースの存在です。

今回は、そんなコワーキングスペースの運営をされている、セントラルシステム株式会社様の代表取締役 田平利之様に、AI-CONを導入された経緯や利用方法、今後AI-CONに期待することについてお話を伺いました。

 

オフィス支援事業とコワーキングスペース運営事業が2つの柱

―セントラルシステム株式会社様の設立の経緯や事業内容について教えてください

OA機器の販売会社に約15年勤めた後、セントラルシステム株式会社を立ち上げました。現在行っている事業としては、コピー機・パソコン・電話機などのOA機器の販売やコスト削減のためのコンサルティングといったオフィス支援事業と、コワーキングスペースの運営事業の2つが柱になっています。

オフィス支援事業は中小企業、特に中小零細企業のコスト削減を目的に行っています。コピー機の購入を例にあげると、大企業は一度に何百台と購入するので、その分販売会社と交渉して安くしてもらうことができます。しかし、中小企業では購入台数はせいぜい1台か2台。となると、販売会社の言い値で購入せざるを得ないんですが、それでは大企業と中小企業との格差がどんどん広がってしまう。そこで、弊社は大企業と同じもしくはそれ以下の金額でご提供できる仕組みを構築しました。

もうひとつのコワーキングスペース事業は、僕自身の体験がもとになっています。僕は普通のサラリーマンをしていたので、独立した当初は資金・人脈・経営知識とも、ほぼゼロの状態でした。そんなとき、会社経営をしていた友人が「うちの会社で席がひとつあいているから、軌道に乗るまで使っていいよ」と言ってくれたんです。さらに、友人の経営者仲間の方々が友人・知人を紹介してくれたり、経営のノウハウを教えてくれたりして、かなり助けられました。その経験から、コワーキングスペースを提供してスタートアップの人たちのお手伝いができればと思い、この事業を始めました。

 

コスト削減を通じて中小企業やスタートアップの人たちを元気に

―セントラルシステム株式会社様のビジョンやミッションについて教えてください。

僕が今一番ビジョンに掲げているのが、「日本を元気にする」ということです。中小零細企業に大企業が購入する価格と同等もしくはそれより安い値段でOA機器を提供することでその企業はコスト削減ができます。そうすれば、日本の会社の90%以上を占める中小零細企業がどんどん元気になって、ひいては日本全体を元気にすることにもつながると思うんですよ。

また、僕が自分のミッションだと考えているのが、「次世代への恩送り」です。僕はたまたま経営者の友人がいて、仕事場を提供してもらったり、仲間の方から経営ノウハウを教わったりする機会に恵まれました。でも、これから独立起業する人たちみんなが、そういう幸運に巡りあえるとは限らない。だから、僕自身が今まで周りの人たちにしてもらったことを、これから独立起業する人たちにもして差し上げたい。そうやって「恩送り」をすることが、お世話になってきた方々への恩返しになるのだと思っています。

将来、ここからビルゲイツのような世界的に有名な起業家が出てきてくれたらうれしいですね。そのあかつきには、その方に「コワーキングスポット赤坂が原点でした」といろんなところで話してもらいたいです。

 

 

GVA TECH社の法務リスク判定サービス「AI-CON」について


AI-CONは個人とクライアントが対等にお付き合いをするためのツールになる

―AI-CONを導入された経緯は?

もともとAIに関心を持っていたこともあり、AI-CON導入のお話をいただいたときに「ぜひ使ってみたい」と思いました。正直なところ、好奇心だけで導入を決めた部分も大きかったのですが、AI-CONを使っているうちに、「これはフリーランスや個人事業主の方にとても役に立つツールだ」と気づきました。

フリーランスや個人事業主の方って、クライアントから一方的に契約書が送られてきて、「ここに印鑑を押して返送してください」と言われますよね。でも、フリーランスや個人事業主の方は本業に忙しいので、内容のチェックをしようと思ってもなかなか時間がとれない。「書いてある文言が難しくてよくわからない」ということも多いと思うんです。かといって、弁護士にリーガルチェックをお願いすると1回で何万円もかかってしまうので、フリーランスや個人事業主の方にとってかなりのコストになるんですよね。

AI-CONを活用すれば、手軽に契約書の内容をチェックしてもらえますし、クライアントとも対等に近い立場でお付き合いができるようになるのではないかと思います。なので、コワーキングスポット赤坂の利用者の方にもAI-CONを使っていただけるよう、今準備を進めているところです。

 

 

AI-CONを使って契約書に潜むリスクを把握

―AI-CONは貴事務所の法務業務にどのように役に立っているでしょうか?

弊社ではメーカーやリース会社と契約を結ぶことが多いのですが、契約書の内容を精査しようとするとかなりの時間を取られるので、忙しいときは内容を精査しないまま印鑑を押したくなることもあります。

その点、AI-CONを使えば契約書をアップするだけで迅速にフィードバックをいただけるのがありがたいですよね。正直なところ、メーカーやリース会社と交わす契約書の文言を変えることはなかなか難しいのですが、AI-CONにチェックをしてもらえば、最低限リスクがどこにあるかを把握しておくことができます。契約書に潜むリスクを把握した上で取引をするのと、リスクを把握しないで取引をするのとでは、いざというときの対応の速さが全然違ってくるのではないかと思いますね。

最近、日経新聞社が働き方改革の一環として、月額14,980円でコワーキングスペースの自由席が利用できる「OFFICE PASS」というサービスを始めました。弊社もコワーキングスペースを提供することになり、契約書を交わしたのですが、そういったイレギュラーな契約書にもAI-CONを利用して、5分もかからず契約書チェックを完了することができました。

 

 

AI-CONで削減できた時間を事業の新規開拓や戦略、採用に活用する

―今後AI-CONで削減できた時間で取り組みたいことは?

弊社のOA機器販売事業は、自分で営業して販売しているのではなく、業務提携をしている企業様からお取引先の方をご紹介いただいて販売をしているスタイルを取っています。なので、AI-CONで節約できた時間を使って、これから業務提携先をどんどん新規開拓して増やしていきたいですね。

あとは、コワーキングスペース事業をもっと活性化させたいので、宣伝や広告に関する戦略を新しくゼロから考え直そうと計画しています。また、近い将来、別の場所にこのコワーキングスポット赤坂のような拠点をもうひとつ作りたいなと考えているので、物件を見に行ったりもしたいですね。
さらに、弊社ではアルバイトのスタッフを雇っていますが、みんながみんな常駐できるわけではないので、スタッフを充実させるために今後採用活動にも力を入れていきたいと考えています。

 

 

法務リスクの判定のハードルを下げ、気軽に相談できる世界を作ってほしい

―今後AI-CONに期待することは?

現状のAI-CONは、契約書にある内容をチェックしてくれるサービスですよね。それに加えて、「こんな契約書を作りたい」と考えたときに、チェック項目にチェックを入れていくだけで作成できるようになればいいなと思います。また、支払いサイトや免責事項など、業種や業界によって大きく内容が変わるものについては、自動的に内容を変えてくれるとなお良いですね。

また、テキストベースで「こんな文言が入っているけど、大丈夫?」といった簡単な相談に乗ってもらえると非常に助かると思います。フリーランスや個人事業主にとって、弁護士への相談は、どうしても敷居が高いもの。AI-CONを使えば敷居が低くなって、フリーランスや個人事業主の方も気軽に弁護士に相談できるようになるのではないでしょうか。

AI-CONはAIを使ったシステムなので、利用者数が増えれば増えるほど精度も上がってくるし、サービスも拡充できると思います。Googleから「ググる」という言葉ができたたように、AI-CONから「アイコる」という言葉ができるくらい、AI-CONが広く普及すればいいですね。


AI-CONは契約書のチェックのみならず、契約書に潜むリスクへの備えにも使えると語る田平様。インタビュー終盤には、「アイコる」という造語まで生み出してくださいました。「アイコる」という言葉が一般に広く使われる時代が来ることを私たちも願い、邁進して参ります。

貴重なお話、ありがとうございました。

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