「SEO対策もCV獲得もできる制作会社に」 AI-CONによる契約書チェックで心理的負担も軽減

人件費のコスト削減や市場開拓を狙って、海外に進出する日系企業が増えています。しかし、ウェブ業界で現地に拠点を置き、なおかつ自社のスタッフをも抱えている企業はまだまだ少数派ではないでしょうか。

そんな中、アジア4か国に拠点を持ち、現地のリソースを使ってウェブサイト制作やウェブマーケティングの事業を展開しているのが、株式会社アップグレード様です。今回は、同社の代表取締役 宮林隆文社長に、AI-CONのメリットやAI-CONで削減できた時間で今後取り組みたいことなどについてお話を伺いました。

アジア4か国に拠点を持ち、サイト制作やウェブマーケティングを手掛ける

―株式会社アップグレード様の設立の経緯や事業内容について教えてください

大学卒業後、百貨店システム会社から転職し、2000年に広告代理店に入社しました。そこでメール広告などを手掛けていたのですが、メール広告って反応があるかないかが非常に明確なんですね。なので、媒体の選定や文章の書き方、タイトルのキャッチ、配信のタイミングまでいろいろと試して、成果を出すことがおもしろいと感じるようになりました。

そして、アフィリエイト広告やログ解析、マーケティングなどの分野で研鑽を積んだ後に独立し、現在に至ります。
現在はタイ・フィリピン・カンボジア・台湾の4か国に自社の拠点をつくり、各国でウェブサイト制作やウェブマーケティングの事業を展開しています。サイト制作やウェブマーケティングの分野では、現地のオフィスを持ち、現地のスタッフを抱えている企業はそんなに多くないと思うので、そこにエッジを立てて事業を進めていきたいと考えています。

もうひとつ、事業の柱となっているのが自社サイトの運営です。弊社はSEOをできることも強みとしているので、お客様の収益につなげられるよう、集客のためのサイトを構築したり、他社様と協業してサイトを立ち上げたりしています。海外でも同じビジネスモデルで、やっていけるようになるのが今の目標ですね。

自社に関わるすべての人を喜ばせる「大喜び経営」

―株式会社アップグレード様のビジョンについて教えてください。

弊社は、お客様・取引先・社員・経営者・会社すべてが喜ぶ状態を創り上げる経営を目指す「大喜び経営」をビジョンに掲げています。

大喜び経営を実現するには、「バランス」が大事だと考えています。たとえば、営業部隊は狩猟民族のごとく、多くの利益を得ようとするものです。しかし、お客様にとってみれば、支払うお金はできるだけ少ないほうがいいですよね。私はその両者の間に立って、フラットな目線で「ここまで価格を上げると取りすぎになる」「最低限ここまではお客様に料金をいただいたほうがいいだろう」というバランスを見極めることを心がけています。

ウェブサイト制作のほうでは、オフショアを使うことで人件費を安く抑えられており、SEO対策もできるようになっているので、現在はコンバージョン率を上げることに力を入れています。SEO対策もコンバージョン率の高いページも制作ができ、なおかつ費用も抑えられたら最強の制作会社になれると思うんです。

 

GVA TECH社の法務リスク判定サービス「AI-CON」について

契約書の内容について良し悪しがすぐわかる

―AI-CONを導入された経緯とは

契約書は私がチェックしているのですが、平日はお客様訪問などの営業活動に力を入れていて、契約書は土日などの時間が取れるときに見ざるを得ないんですね。なので、契約書のチェックに関しては、スピード感が落ちていることが気がかりでした。

AI-CON導入のお話をいただいたときには、AIを使ったシステムであることにも興味を持ちましたが、それよりも「契約書のチェックがどれくらい簡単にできるものなのか」という気持ちのほうが大きく、実際に試してみたくなったんです。

操作方法については特に説明を受けなかったのですが、実際にやってみると私のような初心者でも簡単に使うことができました。契約書のデータをアップして送るだけで、自社にとってどの条項が有利になるか、不利になるかが一目瞭然でわかります。また、レビューの内容も「こうすべきだ」と断定するのではなく、「これはこのようにも解釈できます」などと、こちら側に判断を委ねる形で書かれているのも良いですね。

レビューを読んで、「そうなのか。じゃあどうしようかな」と考えることができるので、非常に勉強になっています。

 

AI-CONを使うことで契約書業務の迅速化につながった

―AI-CONは御社の法務業務にどのように役に立っているでしょうか?

今までは契約書のチェックが後手後手に回っていて、レスポンスが遅くなっていたのですが、AI-CONを使うことで契約書のチェックが1日でできて、お客様に速やかにお返事ができるようになったことが大きいですね。

また、AI-CONは時間的コストの削減だけでなく、心理的な負担を軽減するのにも役立っています。

弊社はサイト制作やウェブマーケティングを事業の中心としているので、取り扱う契約書は業務委託契約書がメインなのですが、業務委託契約書はどれも同じように見えて、業界や業種によって内容や言い回しが異なります。お客様それぞれにこだわりポイントもあるので、時間をかけてチェックしても、なかなか「これで大丈夫」と確信しきれないことがありました。

その点、AI-CONを使えば、弁護士がプロの目線でチェックしてくれるので、「これで本当に大丈夫だろうか」という不安もなくなりました。

 

自社サイト運営と在宅勤務体制の確立に力を注ぎたい

―AI-CONで削減できた時間で今後取り組みたいことはありますか?

 

弊社ではサイト制作やウェブマーケティングの傍ら、自社サイトの運営も行っているので、今後はそちらに注力していきたいですね。

オウンドメディアやアフィリエイトサイト、他社様と協業して立ち上げたサイトなどをすでに運営しているのですが、それらはかなり頭を使わないといけない仕事なので、そちらに時間をかけたいなと思っています。

また、サイトを作って終わりではなく、ウェブマーケティングの形でお付き合いのできるお客様も今後増やしていきたいので、そちらの対応もきめ細かく丁寧に行っていきたいですね。

一方、社内のことでいうと、業務のクラウド化を進めて、来年3月をめどに在宅勤務ができるよう準備を進めています。「オフィスに来てもいいし、在宅で仕事をしてもいい」という体制をつくるために、今後は細かい業務をどんどん外注化していくつもりです。

プロジェクトごとに業務をどんどん気心の知れた外注先に出して、社員にはコアな部分の業務のみに集中してもらう。そういう体制を整えようと思っています。

 

―AI-CONに期待することは?

「契約書のレビュー・リスク判定」というAI-CONのコンセプトとは少しはずれるかもしれませんが、契約書を作ってくれる機能があればいいですね。ボタンを操作するだけである程度形になって、画面上で2~3回コメントのやり取りをするだけで契約書が完成する、ということができるようになればありがたいなと思います。

というのも、弊社ではたまに雛形のない契約書を作らないといけないことがあるんですね。そういうときは、過去の契約書から似た形式のものを3つほど探して、それを全部読んで必要事項をピックアップして合体させる、という方法で契約書を作っています。

しかし、内容の切り貼りだけでは、甲乙が逆になっていたり、言い回しがバラバラになっていたりするので、きちんと体裁を整える作業が必要になります。その手間をなくすためにも、契約書がAI-CONで作れるようになればいいなと思いますね。

あとは、AI-CONで契約書の管理もできるようになると助かります。何年もお取引のあるお客様とお話しているときに、「そういえば秘密保持契約書って交わしましたっけ?」という話になることがあるのですが、弊社では契約書を年単位でファイリングしていて、社名で契約書を探すのが大変なんですね。なので、AI-CONの画面上で社名を検索すればいつどのような契約書を交わしたかどうかがわかるようになれば便利だなと思っています。

 

 


今まで後手後手に回っていた契約書のチェックがスムーズにできるようになったので、今後もどんどんAI-CONを使っていきたいと語る宮林様。今後もますますAI-CONを株式会社アップグレード様の業務効率の向上にお役立ていただければ幸いです。今回は貴重なお話、ありがとうございました。